歯肉炎と骨粗鬆症

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歯肉炎と骨粗鬆症の因果関係について

 

骨粗鬆症は骨の密度が低下してスカスカになってしまい、
全身の骨がもろくなってしまう病気です。

 

 

日本国内では約1100万人いると言われています。
そしてその大半が女性と高齢者です。

 

 

特に女性はエストロゲンという女性ホルモンが急激に減少する閉経期から患者数が増加します。
そして75歳以上になると女性の50%以上が骨粗鬆症になるというデータが出ています。

 

 

もしかして骨粗鬆症?

 

骨粗鬆症の自覚症状として

 

  • 背が縮んだように感じたり、実際に身長が低くなった
  • 背中や腰が曲がったように感じたり、関節が痛くてスムーズに動けなくなってきた
  • 徒歩での外出が辛い、息切れしやすくなった
  • 洗濯物を干したり、上下運動のある家事が辛くなってきた

 

という症状があります。

 

 

特に背骨と骨粗鬆症の関係は密接で、
背骨(脊椎)は骨粗鬆症になると、
非常にながい時間をかけて骨折を起こします。

 

 

この場合の骨折は、腕の骨折のように大きな骨折ではなく、
非常に小さい骨折で、「微少骨折」と呼ばれています。

 

 

この段階では、ほとんど痛みはありません。
しかし、この微少骨折は決してあなどれないのです。

 

 

なぜなら微小骨折は進行すると
次の段階として背骨(脊椎)そのものがつぶれ始め
「圧迫骨折」という状態に悪化してしまうからです。

 

 

転倒などのきっかけで、「微少骨折」が、「圧迫骨折」になる場合もあります。
この圧迫骨折はひどい痛みを感じますので、
背中に痛みがあったら骨粗鬆症の疑いがあるということです。

 

 

また、背骨や骨の間の軟骨ががつぶれてしまうことで、
骨と骨とのすきまが狭くなります。
そして、

 

  • 身長が低くなる
  • 背中が丸くなったように見える

 

といった、外から見ても分かるような変化につながるのです。

 

 

骨粗鬆症は歯周病の原因になるの?

 

 

歯肉炎と骨粗鬆症の関係性としては、
骨粗鬆症になっている人とそうではない人とでは
歯肉炎や歯周病のリスクが高いことが分かっています。

 

 

ですが骨粗鬆症が直接的に歯肉炎を引き起こすというわけではありません。
骨粗鬆症になると全身の骨がもろくなってきますが、
これが歯槽骨も一緒にもろくしてしまいます。

 

 

ですので結果的に骨粗鬆症の人が
歯肉炎を引き起こしやすくなりますので特に注意が必要です。

 

 

近年では骨粗鬆症によって併発される歯周病や、
歯周組織への悪影響についての研究が進められています。

 

 

それによって、歯科医で歯の治療をしようとしてX線の写真撮影をした際に
ついでに骨粗鬆症の兆候があることが分かったりすることもあるほどです。

 

 

つまり、歯や歯ぐきの健康は全身の健康状態と密接に関係していることがわかりますね。

 

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