歯肉炎や歯周病とメタボの関係は?

MENU

歯肉炎や歯周病とメタボの関係は?

歯肉炎など、歯のトラブルがあるとメタボになりやすいってホント?

 

メタボ、いわゆるメタボリックシンドロームとは、
内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、脂質異常といった
生活習慣病の要素を併せ持った状態のことをいいます。

 

  1. 腹部肥満
  2.  

    内臓脂肪の蓄積によって腹部の肥満が起こります。

     

    おへその高さで測定した腹回りのサイズが

     

    男性 … 85cm以上
    女性 … 90cm以上

     

    だと要注意です。

     

     

  3. 高血圧
  4.  

    収縮期血圧 … 130mmHg以上
    もしくは
    拡張器血圧 … 85mmHg以上

     

     

    だと高血圧だと診断されます。

     

     

  5. 高血糖
  6.  

    空腹時の血糖 … 110mg/dl以上

     

    で高血糖と診断されます。

     

     

  7. 脂質異常
  8.  

    中性脂肪 … 150mg/dl以上
    もしくは
    HDLコレステロール … 40mg/dl未満

     

    で脂質異常とみなされます。

     

 

※以上、厚生労働省ホームページより

 

 

メタボは動脈硬化の原因にもなりうる重大な危険因子です。
歯肉炎から始まる歯周病には、
このメタボとは切っても切れない深い関係性があるのです。

 

 

 

まず、歯と歯槽骨の間には歯根膜という繊維状の組織があります。
この歯根膜は歯と骨をつなぐという重要な役割をしています。

 

 

 

また、歯根膜には、脳に食べ物を噛む時の「噛みごたえ」という情報を送っているという役割も担っています。
これによって脳内の満腹中枢が刺激されて「お腹がいっぱいになった!」
という満腹感を感じることができます。

 

 

 

この満腹感を感じるというのは実はとても重要で、まず食事量が減ります。
次に体内の活動エネルギーの不足分を体脂肪から補おうとするので、
体脂肪の分解スイッチが入ります。

 

 

ここまでは大丈夫ですか?

 

 

つまりここでお伝えしたいことは、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、
内臓脂肪が減少しやすくなるということです。

 

 

 

ところがここで歯周病による問題が発生します。
歯肉炎を悪化させて歯周病に進行してしまうと
歯根膜や歯槽骨にトラブルが起こります。

 

 

 

そうすると、噛む力が減少するので
たくさん食べているのにも関わらず
満腹中枢があまり刺激されないということにもつながります。

 

 

 

これによって食べ過ぎたり、体脂肪の分解スイッチが入らなかったりして
メタボを引き起こす原因になってしまうのです。

 

 

 

つまりまとめると、メタボの解消のためには食生活の改善が基本ですが、
その食生活の土台となるのが歯の健康です。
歯と歯ぐきの健康を守ることはメタボ予防に密接な関係性があるのはこのためです。

 

 

 

次は歯肉炎や歯周病による体への悪影響についての記事も読んでみてください。

 

関連記事〜この記事を読まれた方はこちらの記事も読んでいます。

関連ページ

歯肉炎と糖尿病の関係は?歯周病患者は血糖値が下がらないの?
糖尿病が歯肉炎を引き起こし、歯肉炎のせいで糖尿病が悪化する。歯肉炎と糖尿病の間には一体どんな関係性があるのでしょうか?
歯肉炎と骨粗鬆症
歯肉炎は早く治さないと色々な病気を引き起こしますが、近年では骨粗鬆症との関係もうたわれています。
歯肉炎や歯周病のせいで動脈硬化が起こるってほんと?
歯肉炎と動脈硬化の間には切っても切れない深い関係があるのをご存知ですか?歯肉炎を悪化せてしまうと動脈硬化の原因になる、その理由を調べてみました。
歯肉炎を放置するとどうなるの?
歯肉炎は自分でも気がつかないうちに、いつの間にか進行してしまいます。歯肉炎を放置するつもりなんてなくても結果的に悪化させてしまい大切な歯を失うことにもなりかねません。
歯肉炎は誤嚥性肺炎の原因になる?
高齢者が引き起こす肺炎のほとんどは誤嚥性肺炎であると言われています。この誤嚥性肺炎歯肉炎のせいで引き起こされることが近年の研究で分かってきています。